ビジネスパーソンのためのメンタルヘルスマネジメント 2ndシーズン

心の健康は、仕事のパフォーマンスを左右することも。 心の健康のために、ぜひ実践してほしいのがセルフケアとコミュニケーション能力UP。 ここでは、ちょっとしたアイデアやすぐに実践できる方法を提案します。

今日からできるセルフケア

~こころにゆとりをもたせる3つのC~

すぐできる発想転換の技(テクニック)

心に余裕がなくなると、マイナス思考がどんどん強くなり、自分で自分を追い詰めやすくなります。今回は「3つのC」をキーワードに、ストレスフルな場面において、心にゆとりをもつための発想転換の方法を紹介します。

マンガ:「すぐできる発想転換の技(テクニック)」

ものの見方・受け取り方が変わると心が軽くなる!?

思い込みが強いなどの考え方の「クセ」があったり、ストレスがたまっていたり、気もちが追い詰められているときなどは、さまざまな角度から物事を眺めることができなくなりがちです(心理的視野狭窄)。

何か困ったことに直面したときなど、自分の状態を一歩離れて眺めることで、気もちが軽くなり、対応策が浮かびやすくなります。そのために役立つ技の一つが3つのC、「Cognition(コグニション)=認知」「Control(コントロール)=コントロール感覚」「Communication(コミュニケーション)=コミュニケーション」です。セルフコントロールの技術として覚えておきましょう。

おすすめのセルフケア

Cognition(コグニション)

認知

ものの見方・考え方のチェックです。つらく感じているときなど、次の順番で、自分の状況などを書き込んでみましょう(コラム法)。

  1. ① 気もちがつらくなったときなどの状況を書き込む
    例)仕事で大きな発注ミスをしてしまった。
  2. ② そのときの気分や感情、気もちを書き込む
    例)嫌気や不安感でいっぱい。ゆううつ。
  3. ③ それに対してどのように考えたか書き込む
    例)上司や同僚、取引先の信用を失ってしまった。
  4. ④ 本当にそうか、別の考え方がないか書き込む
    例)フォローが早くできたので実害はなかった。自分だけ特別ミスが多いわけではない。
  5. ⑤ 別の考え方により心は変化したか書き込む
    例)いまの段階では信頼を失ってはいないのでは。
  6. ☆⑤で②と変化がなければ、④に戻って別の考え方がないか繰り返してみましょう。

Control(コントロール)

コントロール感覚

自分の仕事などを「やらされている」という気もちが強いと、不安な気もちが強くなったり、時間や仕事に追われている気もちになりがちです。

仕事などを自分から積極的に「やっている」と思えたり、「やり方などをコントロールしているのは自分である」と感じられる、また、何のためにやっているのか目標(ミッション)が明確になると、気もちが楽になります。

もし、どうしても仕事などにコントロール感覚をもてない場合は、①何に悩んでいるのか、②その解決方法として考えられること、を紙にできるだけ書き込み、そのなかで最も実行できそうな解決法から実行してみるのも方法の一つです。

Communication(コミュニケーション)

コミュニケーション

家族や友人、職場の上司、同僚、部下など、周囲の人との関係は心の状態に深く関わっています。また、いざというときに周囲の支援が受けられるかどうかは、普段からのコミュニケーションが大切です。

「挨拶をきちんとする」など、普段からコミュニケーションをきちんととり、困ったときはお互い様の気もちで助け合い、逆に自分が困っているときは素直に周囲に支援を求められる力をもつようにしましょう。